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個人投資家向け会社説明会(2015年9月7日/10月21日)

目次

1.グループ概要

  • イマジカ・ロボットグループとは
  • グループ経営理念
  • グループのビジョン
  • 会社概要
  • イマジカ・ロボットグループの沿革
  • 映像制作の流れ
  • 事業セグメントと事業領域
  • セグメント別売上高構成

2.事業セグメントのご紹介

映像ソフト事業

  • 広範なビジネス領域
  • 過去の代表作品(映画)
  • 今期公開作品(映画)
  • 多様な制作作品

映像技術サービス事業

  • IMAGICAの歴史と変革
  • 幅広いサービス展開
  • ポスプロサービスの海外展開

メディア・ローカライゼーション事業

  • SDIメディアについて
  • SDIメディアの概要
  • SDIメディア買収の目的①
  • SDIメディア買収の目的②
  • SDIメディアの進出地域
  • SDIメディアの主要取引先

放送事業

  • イマジカBS・映画
  • 歌謡ポップスチャンネル/FOODIES TV
  • ホテル向け映像配信/スポーツ映像

映像システム事業

  • 画像計測システム(高速度ビデオカメラ)
  • 放送映像システム
  • 医用画像システム、他

人材コンサルティング事業

  • クリエイティブ業界の人材サービス
  • 主要取引先と制作実績

3.業績推移

  • 連結業績の推移
  • 連結損益計算書

4.株価の推移/配当金の推移

  • 株価の推移
  • 配当金の推移

5.今後の事業展開

6.参考資料

  • 第1四半期連結財務諸表
  • 用語解説(1)
  • 用語解説(2)
  • お問い合わせ先

株式会社イマジカ・ロボット ホールディングスは、2015年9月7日(月)及び10月21日(水)に個人投資家向け会社説明会を開催しました。
説明会には、代表取締役社長 塚田眞人、執行役員 経営管理本部長 竹岡峰夫が出席しました。
社長の塚田眞人よりイマジカ・ロボットグループについてご説明しました。

ただいまご紹介いただきました、イマジカ・ロボット ホールディングス社長の塚田です。
本日は、お忙しい中ご参加いただき誠にありがとうございます。

本日ご説明する内容です。
主にグループ概要及び事業セグメントの紹介を中心に説明させていただきます。

まず初めに、当社グループの概要についてご説明します。

はじめに、当社グループの特長をダイジェスト形式でご紹介させてもらいます。
今期の連結売上高予想は760億円、連結子会社は国内・海外合わせて56社、のグループ企業であります。
映像にこだわった事業領域で、主にB to Bの事業を展開しております。
テレビ局や、映画会社、広告代理店などが主なお客様です。
一般の方々から見れば私たちは黒子の存在になります。
技術・クリエイティブ・システムがそろった事業グループでありまして、また、映像コンテンツ制作の世界で他社にはないサービス力を持っていると自負しております。
これらを強みに、映像コンテンツ制作の分野に貢献してまいりました。
1935年の創業から80年経っており、旧社名を「東洋現像所」と言います。古い映画でこの社名をご存知の方も多いかと思います。
映像業界での長い実績があり、お客様からの信頼をいただいております。

社名は、イラストにあるように、グループの祖業である映像技術の会社 IMAGICA と映画やテレビコマーシャルの制作会社 ロボット を合わせたものです。
純粋持ち株会社体制をとっておりまして、私たちの会社が持株会社です。
因みに、グループ名から時々「どんなロボットを作っているんだ?」という質問を頂くことがありますが、制作会社ロボットから社名を付けているものでありまして、ロボット社の創業者が創業時にロボットから想像されるSFのイメージをもとに将来を思い描きながら命名した次第であります。

次に当社グループのグループ経営理念についてお話しします。
映像の世界で最高のクオリティとクリエイティビティを追求し、新たな価値創造に努めてまいります。
誠実な精神ですべてのステークスホルダーの皆様と映像コミュニケーションを通して、どこまでも誠実にお付き合いをしていく、ということを目指しております。

続いて、当社グループのビジョンです。
遠大な目標ではございますが、あらゆるジャンルの映像制作にクリエイティブ力・技術力・サービス力、いずれの分野でも世界最高を目指していこう、ということをグループのビジョンに掲げてます。

当社の会社概要は、ご覧のとおりです。
筆頭株主に㈱クレアートという社名がございますが、創業家である長瀬家の資産管理会社です。

イマジカ・ロボット グループの沿革をご説明します。
1935年の創業時は「極東現像所」という社名でスタートしましたが、その後、「東洋現像所」に社名を変え、ほぼ半世紀、日本の映画業界のためにビジネスを行ってまいりました。
1986年、「IMAGICA」に社名を変更しています。
1992年にM&Aで映像機器開発のフォトロンをグループ会社化し、1996年には放送事業を開始しております。
そして、2006年に映画・テレビCMの制作会社であるロボットと経営統合し、「イマジカ・ロボット ホールディングス」として現在の持株会社体制に移行しました。
その後、2009年に映像業界に特化した人材派遣のイマジカデジタルスケープに資本参加し、本年2015年4月には吹替え・字幕付けで世界No.1企業である米国のSDIメディアを買収しました。

映像分野にこだわりながら、M&Aや新規事業開発で事業領域を拡大してまいりました。

なお、2011年4月に上場会社であった子会社フォトロンとの組織再編により、イマジカ・ロボットグループ全体がJASDAQへ上場いたしました。
2012年の東証二部上場を経て、2014月4月に東証一部銘柄に指定されています。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、一般的な映像制作の流れをご紹介したいと思います。
映画、テレビ、CMの映像を制作する場合大まかに図のような流れになります。
企画・プレゼン、撮影・制作、編集・加工・字幕制作等を経まして、最終の納品形態であるメディアの形にしてお客様にお届けする、という流れになります。
当社グループは企画・プレゼンから納品に至るまであらゆる分野においてグループ各社が関与しています。
主としてB to Bの事業でありますが、最終的には一般の方々がご覧になっている映像コンテンツの多くに当社の技術・サービスが関わっているということになります。

当社グループの事業戦略と事業領域について説明させていただきます。
当社グループでは、図のような映像制作の流れに沿った事業セグメントを持っており、主に企画・制作の部分を担当するのが「映像ソフト」(ロボット)、後加工の部分、ポストプロダクションと呼んでいますが、この部分を担当するのが「映像技術」(IMAGICA)、その後に「メディア・ローカライゼーション」、最終的には「放送」、これらの制作の流れを下支えする「映像システム」「人材コンサルティング」という形のグループ編成・セグメント編成になっています。
映像ビジネス全体での事業展開、且つそれぞれの領域が相互に連携しているのが、当社グループの大きな強みと考えています。

当社グループの昨年度と今年度計画の売上高構成です。
今期より新たにグループ入りしたSDIメディア社のメディア・ローカライゼーション事業が売上高の約24%を占め、グループ最大の事業セグメントとなっておりますが、ご覧の通り、圧倒的大きな事業があるわけでなく、各事業の規模がバランスしているグループであります。
なお、SDIメディア社は12月決算のため、初年度(2016年3月期)は2015年4~12月までの9ヶ月間の業績が算入されます。

続いて、各事業セグメントの事業内容を説明いたします。
先程、映像制作の工程を説明させていただきましたが、あらゆる工程で当社グループが関わっています。
それぞれひとつひとつの説明をいたします。

映像ソフト事業は、映像コンテンツの企画・制作を行う事業で、ロボットとピクスの2社で構成しています。グループ連結売上高の16%を占める事業で、今期は売上高126億円、営業利益4億90百万円の予想です。
2015年3月期は映画制作本数が過去最高の11作品と集中しましたが、今期は前期ほど制作本数が多くはないため、その反動で減収減益の見込みですが、着実にビジネスを拡大しております。

映画をはじめ、テレビドラマ、CM、ゲーム、アニメ、3Dプロジェクションマッピングなど、様々なジャンルの映像コンテンツを企画・制作しています。
企画・制作というのは、作品によって多少違いますが、まず企画を考え、監督・脚本家を決め、キャスティングし、衣装や美術セットから、カメラや照明・録音機材等を手配し、ロケまで行って、素材を作り、IMAGICAのような映像の後加工を行うポストプロダクションに出すまで行っております。ロボットはプロデューサーや映画監督、ディレクターが多数在籍する、日本屈指の映像制作集団です。映画など一部の作品は、制作受託だけでなく作品の企画や製作委員会の組成にも加わり、一部出資して権利を保持し、制作収入と権利収入の2つがあるケースもあります。

ロボットの過去の代表作をご紹介します。
「ALWAYS三丁目の夕日」や「海猿」シリーズなど、日本の大ヒット映画の制作を多数手がけています。最近では「永遠の0」、「STAND BY ME ドラえもん」が大ヒットしました。
映画は興行収入10億円でヒットと言われますが、それを大幅に上回る作品を数多く制作しています。
「ALWAYS三丁目の夕日」、「STAND BY ME ドラえもん」、「永遠の0」が日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀アニメーション作品賞を受賞するなど、クリエイティビティも高い評価をいただいています。

今期公開作品をご紹介します。
今期は5作品の公開を予定しています。4月に「We are REDS! THE MOVIE~minna minna minna~」、「寄生獣 完結編」の2作品を公開しました。10月24日には「ボクは坊さん。」、11月7日には「劇場版 MOZU」、そして3月に「ちはやふる(前編)」の公開を予定しています。
話題の超大作から心に残る感動作まで、あらゆる作品を作り出すことが可能な制作集団です。

映画以外にも多様な作品を手掛けております。テレビドラマ、テレビCM、アニメ、ゲーム、3Dプロジェクションマッピングなど、多様な分野でクリエイティビティを発揮しています。
連続テレビドラマ「MOZU」は、現在第43回国際エミー賞の連続ドラマ部門にノミネートされております。受賞すれば連続ドラマ部門で日本初の快挙となります。

映像技術サービス事業は、映像制作過程における映像の編集・加工といったポストプロダクションサービスを行う事業で、グループの祖業のビジネスです。
IMAGICAを中心とする連結子会社4社で構成しており、グループ連結売上高の2割を占めています。今期は売上高158億円、営業利益13億10百万円を見込んでいます。

グループの祖業であるIMAGICAは、長い歴史と多くの実績を積みながら、時代の変化とともに常に進化し続けてきました。
映画フィルムの現像所として数多くの名作に関わり、1971年には新たにポストプロダクション事業を開始、電子映像の分野へ進出しました。それまでテレビは全て生放送でしたが、プロ用のビデオテープが本格的に普及し、電子映像の記録が本格的に始まった時代です。
1982年には、当時勃興期であったCGの専門システムを自社開発するなど、新規技術開発にも積極的に取り組んできました。
2011年にはアップル社からiTunesの認定を受けるなど、インターネットでの映像配信サービスにも積極的に取り組んでいます。

創業から80年の間で映像を取り巻く環境は大きく変化しました。
その中でIMAGICAは常に最先端の技術サービスを提供し、お客様の支持をいただいてきました。

取扱う映像は、映画、テレビ番組、CMなど、多岐に渡り、これら映像の後加工を行っております。
映画であれば、今年の夏に大ヒットした作品のほとんどに関わっています。
テレビ番組であれば、バラエティー番組や音楽番組など、非常に広範囲な映像コンテンツの制作に関わっています。
さらに、完成した映像を全国の映画館やテレビ局へ届けたり、インターネットやスマホで配信できるよう変換したり、DVDのようなパッケージメディアを作るビジネスも行っております。
あらゆる映像を扱うということで技術力と技術者が揃っているという強みを活かして、多くの映像制作会社よりお仕事をいただいております。

さらに昨年はポストプロダクションサービスの海外展開を開始いたしました。
ハリウッド作品を多数手がけるパインウッド社(英国)のマレーシアのアジア最大級の映像制作スタジオ内に、東南アジアで日本の高品質のポスプロサービスを提供するということでIMAGICAの拠点を開設しました。
今後、日本コンテンツの海外展開をサポートしながら、東南アジアの映像技術者の育成にも努めるなどの海外展開をしていきます。

4月にグループ入りしましたSDIメディア社のメディア・ローカライゼーション事業について、ご説明させていただきます。

SDIメディア社についてご説明します。
クールジャパン機構、住友商事と共同で買収しました。
当社が50.1%を取得し、2015年4月1日付で連結子会社化しています。

SDIメディア社は、米国カリフォルニア州に本社を構え、主に吹替え・字幕付けを行っています。売上高は日本円で約227億円、従業員数約1,100名の会社です。
同社の強みは、主に次の4つです。
1、メディア・ローカライゼーション分野で世界No.1企業です。
2、ハリウッドメジャー等、世界中の大手顧客と強固な関係を築いています。
3、37ヶ国にもわたるワールドワイドな事業展開を行っています。
4、吹替えは50言語以上、字幕付けは80言語以上に対応しています。

SDIメディア社買収の目的についてご説明します。
SDIメディア社のローカライズ事業は、IMAGICAの映像技術サービスと非常に親和性の高い事業です。
世界市場への日本コンテンツの普及の機運が高まっている中、多くの映像コンテンツを保有するIMAGICAの顧客に対して、ローカライズを含めた世界展開のサポートをワンストップで行ってまいります。
既存の映画や放送に加え、インターネットでの動画コンテンツ配信が急増していますが、映像コンテンツをグローバルに配信するという需要が高まっております。ローカライズビジネスが今後とも世界マーケットで成長していくという前提で買収しました。
なお、海外コンテンツの日本国内への展開については、現在SDIメディア社は大きく注力はしていませんが、中長期的には手掛けていきたいと考えております。

メディア・ローカライゼーション市場は世界的に拡大傾向が続いています。
日本政府も、日本コンテンツの輸出促進を成長戦略で掲げています。

ワンストップのサービス提供により、日本コンテンツのアウトバウンドを加速させ、新規市場の開拓を図ると同時に、国内の映像コンテンツの海外展開をお手伝いしてまいります。
併せて、成長が見込まれるアジア市場のローカライズビジネスの新規開拓をIMAGICAのマレーシアの拠点と連携して推進してまいります。

現在のSDIメディアの進出地域についてご説明します。
37ヶ国、80言語以上と、ワールドワイドに事業展開しております。
数十カ国に向けたサービスに対応するため、アメリカ、ポーランド、フィリピンの3箇所にHUB拠点を置き、これらHUB拠点から各国に業務を振り分けています。
最大の収益源は、ハリウッドのコンテンツを多言語地域であるヨーロッパ向けにローカライズするビジネスです。
南米など未進出の地域もあり、アジア地域も更に成長余地があると考えています。

ハリウッドメジャーや欧米を中心とした大手放送局、映画会社、制作会社など、海外の大手映像関連企業が主要取引先であります。

放送事業は、主にBS/CS放送のチャンネル運営を行う事業です。日本でCSデジタル放送が始まった1996年に当社もチャンネルを開局し、現在はスカパー!やケーブルテレビ等で、有料3チャンネルを放送しています。グループの売上高の7%を占める事業です。今期は売上高59億円、営業利益1億70百万円を見込んでいます。
しばらく営業損失が続いていましたが、昨年度から営業利益の黒字化を達成しており、今後も着実に利益を伸ばす計画です。

運営している各チャンネルをご紹介します。
まず1つ目の「イマジカBS」は、名作映画を中心に放送するチャンネルで、他の映画チャンネルとの差別化を図っています。幅広い年齢層の映画ファンからご支持をいただいています。
現在視聴可能世帯数は約483万世帯数になっております。

「歌謡ポップスチャンネル」は、日本唯一の歌謡曲専門チャンネルで、演歌をはじめ、70年代から80年代のアイドルや、フォーク、ニューミュージックの名曲を、オリジナル番組中心にお届けしています。主に40歳以上をターゲットにしており、地上波での歌番組の減少や高齢化社会を背景に、ここ数年で視聴者数が大幅に増加しています。
さらに、媒体価値の向上に伴い、広告売上も着実に伸張しています。

「FOODIES TV」は、国内唯一の食専門チャンネルで、世界の食文化やグルメ情報番組などを放送しています。レシピのソーシャルブログや、番組のネット配信等、インターネットと融合した「食の総合コンテンツ・メディア」を目指しています。

ホテル向けの映像配信やスポーツ映像も手がけています。

高級ホテルを中心に全国のホテルへ映像配信サービスを提供しています。
また、本年8月には、新たに海外衛星放送サービスも開始しています。外国人旅行者向けに、海外のテレビ番組を各国の言語そのままで配信しています。

Jリーグの映像アーカイブにも協力しています。Jリーグの過去の映像から現在の映像までを全てデジタル化、データベース化し、さらにメタデータの付与等も行っています。
2020年の東京オリンピックに向けて、今後、他のスポーツ団体へも展開を図っていきたいと考えています。

映像システム事業は、映像機器を開発・製造・販売する事業で、画像(処理)領域に特化した高品質のハードウェアとソフトウェアを開発・販売しております。
フォトロンを中心に、海外現地法人等、連結子会社は5社で、グループ連結売上高の17%を占める事業です。
今期は売上高133億円、営業利益14億円の予想です。

高速度ビデオカメラが主力製品になりますが、通常のビデオカメラの何百倍、何千倍の非常に速いフレームレートで撮影し、後からスローモーション映像で再生して高速の現象を計測・視覚化するという用途で使われております。
輸出もしており、アメリカ、イギリス、中国にある海外現地法人を拠点に、世界中に販売しています。製造は自社の米沢工場で行っております。
現象再現の分野では世界のトップメーカーです。

テレビ局や映像制作会社向けの映像機器を取り扱っております。海外製品・自社製品を組み合わせてシステム・インテグレーションも手掛けております。
多くのフォトロン製品が、NHKや民放キー局、地方局、ポストプロダクションなどで使われております。

その他に、医療現場で使う画像システムや、CADシステム、教育映像システム、画像処理LSIも開発・販売しています。
CADシステムは、フォトロン創業時からのビジネスです。国内では最も伝統のあるCADシステムで、フォトロンは国内No.1のCADサプライヤーです。

人材コンサルティング事業は、主に映像・クリエイティブ業界に特化した人材派遣を行う事業です。
イマジカデジタルスケープを中心に3社で構成しており、グループ連結売上高の16%を占める事業です。
今期は売上高127億円、営業利益5億80百万円の予想です。

ゲームやWEBのデジタルクリエイターと、テレビ番組等の映像制作者を中心に、クリエイティブ分野へ多くの人材を供給しています。業界最前線で即戦力として活躍できる人材を、独自のトレーニングプログラムで育成しています。

クリエイティブ業界・映像制作業界へ人材を供給するビジネスであり、供給先は放送系やゲーム系、WEB系等非常に広範囲な業界に亘っています。
人材の供給のみならず自社でお客様の制作の一部を受託する形もとっております。

放送、ゲーム、WEB、それぞれご覧のような大手企業へ人材を供給しています。

以上で各事業セグメントの事業内容を説明を終わります。

続いて、当社グループの業績推移です。

近年の売上高と営業利益の推移を表示してあります。
今期よりメディア・ローカライゼーション事業が加わり、売上高は大幅に拡大しております。
2015年3月期は、SDIメディアの買収関連費用5.8億円が発生しましたので、営業利益は17.4億円ではありますが、国内事業だけで考えれば順調に伸びております。
2016年3月期は、買収に伴うのれん償却費10億円が発生するため、2期連続の減益となりますが、国内事業だけでは営業利益25億円を計上する予定で増収増益となります。
なお、SDIメディアの当社の持分は約50%あるため、これら費用の一部は非支配株主に帰属いたします。

今期は売上高760億円、営業利益15億円、経常利益16億円、当期純利益11億円の計画です。
損益ベースではのれん代の計上のため、前期比で若干減少しますが、EBITDAは52億9,600万円と前期比で約1.6倍に増加する計画です。

続いて、当社の株価と配当金の推移についてお話しします。

2011年4月のグループ上場以降の推移を表示しています。
2月のSDIメディア買収発表の際は、一時的に出来高が大きく伸びました。
今後も、成長が見込まれる事業分野に経営資源を投入し、持続的な成長と企業価値の向上を図り、株主価値の増大に努めてまいります。

今期の配当は、現在のところ1株あたり15円を予定しています。
2012年3月期以降15円を維持していますが、今後も財務体質の強化を勘案した上で、安定配当を実施していく予定です。

今後の事業展開についてお話しします。

まず、グループ成長へ向けた投資を継続していきます。
コンテンツのIPやマネタイズといった分野への開発投資や、受託がメインである映像制作ビジネスを権利保有等で高収益化していくための投資を考えています。
また、技術力をベースに、映像システムビジネスを伸ばし、エンタテインメント分野に限らず、産業分野等への市場拡大を図ってまいります。

次に、グローバルに事業展開できる映像企業グループとして成長を図ってまいります。
日本コンテンツの海外進出促進におけるビジネスチャンスの創出、アジア圏への進出、グループ内の各事業とSDIメディアとのシナジーの追求といったことを強化したいと考えております。

映像技術力、映像制作力、サービスマインド、これらをコアコンピタンスとする、ユニークな企業グループとして、これからもお客様に貢献し続けるような事業展開を推進してまいります。

以上でイマジカ・ロボットグループの説明を終わります。
ご清聴をどうもありがとうございました。

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